物件探しのような、結婚相手の探し方
2017/03/21
この、真っ暗になる前の微妙な時間も、また結構素敵だったりするのよね。
Iphone7で撮影(笑)
西新宿アイランドタワー前の交差点より。
結婚相談所での出会いを、「物件探しみたい」とおっしゃるお客様がいらっしゃいます。
ご自身の必要な条件を元に物件を探し、良さげなところがあったら実際に内見をして、良ければ決めていくみたいな。
これ、確かにあるかもしれません。
結婚に対しての必要な条件があり、それに合う相手を探して、良さそうなお相手がいたら会ってみてから、結婚に向けて関係を築いていくみたいな。
とした時に、結婚相手を見つけるのに、ひとつ大切にしていただきたいことがあるんです。
それは直感。
これ、物件探しをした経験がある方の多くはおっしゃいますが、部屋を見た瞬間に「これ」って感じる時があるんです。
希望の条件とかはちょっとくらい違っていても、外観を見た時とか、内部に足を入れた瞬間とか、場合によっては物件とは関係なく駅からの道のりとか、
「あ、なんかわかんないけど、ここがいい」
みたいな、口では説明できないけれど、そこに決めちゃう「これ」みたいな感じってあるんです。
僕も、独身時代には5回ほど引っ越しをしましたが、決める時はほとんどが「これ」っていう即決でした。
物件に関しては悩むことがなく、ピンと来ないものは来なくて、「これ」って思う感じがあったんですよね。
目白のマンションの10階で、東南角部屋、交通の便もよく近所のお買い物も楽チンという、かなり良い物件があったのですが、内覧をしてもどうもピンと来ない。
けれど、スゴク条件が良かったので、悩みに悩んで決めたことがあったのですが、そこはやっぱり気に入らず1年で引っ越してしまいました。
結婚相手を決めるのに、「これ」だけに委ねようとするのは危険です。
「これ」って感じはしないけれど、一緒の時を過ごしながら少しずつ「これ」を育てていく、そんな出会いの深め方も大切なので。
ただ、
条件は会わないし、なんだかわからないけど「あ、これ」みたいに感じることって、物件だけではなく人との出会いでもあるんです。
希望条件を元にお相手を探しているけれど、なかなかいい出会いが見つからない時は、あえてその条件にこだわらずに会ってみたりすると、「これ」って感じる出会いがあったりもするかも。
今月中に引っ越さなくてはいけない人は、そんなのんびりもいってられませんが、来月が再来月になっても問題がない人は、そんな「これ」を求めて探してみるのも悪くないことです。
結婚も、できれば早いに越したことはないですが、そこに向けてもなかなかいい出会いがない時は、焦ってバタバタするだけではなく、ちょっと視野を広げて出会いを楽しんでみても良いかと思います。
そうやって視野を広げて会ってみることで、直接「これ」っていう出会いはなかったしても、
「やっぱりコンセントは2口必要」とか、
「朝の日差しが無いところはダメだ」とか、
今まで明確ではなかった条件に気付いたりすることもあります。
タイプじゃない人に出会うことで、本当のタイプに気づくことっていうのもありますからね。
ただ、物件探しと出会いの一番の違いは、物件はあなたを選びませんが、出会いの相手はあなたを選ぶということ。
あなたがどんなテンションで、どんな姿で内覧をしようが、物件は同じ形をしていますが、
出会いの場合は、あなたの向き合い方や、あなたの姿勢で、相手の姿かたちも変わります。
あなたが、笑顔で感じよく相手を受け入れるように向き合えば、相手も良いところを見せてくれやすくなりますからね。
相手に「これ」を感じたいならば、あなたが相手の「これ」になること。
そこも、とっても大事な出会いのポイントです。
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