結婚相手の年収1000万って魅力的ですか?
昨日、ご相談でお越しいただいた会員様からいただきもの。
中身はとっても美味しいクッキーだったのですが、深夜に誰もいない事務所でジッと見ていると、結構シュール(笑)
結婚相手の年収
当然といえば当然ですが、結婚相談所にご相談にいらっしゃる女性に理想の男性像について伺う際、ご年収というのは大きなポイントになります。
希望額を遠慮がちに言う方、
平均くらいでと漠然とおっしゃる方、
「男性の年収ってよく分からないんです」なんて言いながら、600~700万とか微妙な希望をおっしゃる方ww、
いろいろなご希望を伺います。
ただ、
みなさんの共通認識として、「高けりゃ高いにこしたことはない」という想いはあるようで。
そりゃそうですよね、言わんとしていることは分かります。
で、
俗にいう「高い」、いわゆる高年収というので分かりやすく表現できるのは、やはり1000万くらいになるのでしょうか。
ちなみにですが、
年収1000万以上が給与所得者に対して占める割合は6.6%
なんていうデータもあります(平成26年民間給与実態統計調査より)
給与所得者全員のなかの6.6%というのは、15人にひとりの割合ということなのでまずまずの少数派。
この給与取得者というのには、未婚の方も既婚の方も含まれています。
高年収の方ほど婚姻率が高いことをことを考えると、正確なデータはないですが、独身の1000万以上というのはかなりのマイノリティになるのでしょう。
結婚相手の年収1000万
でもね、今日お伝えしたいのはそこじゃないんです。
1000万以上の男性との結婚は難しいとか、そういうことをお伝えしたいんじゃないんです。
そうじゃなくて、ちょっと言葉気をつけて言わないといけないのですが、
結婚相手の年収1000万とか、全然意味なくね?
ということ。(まったく言葉気を付けた気配がない・・・ww)
その中身を解説します。
年収1000万というと、確かに少数派の高所得者ではありますが、実際にその生活体系ってどんなものなんでしょうか?
そこを冷静に考えてみましょう。
ここからは、僕のイメージとサイトからひっぱってきた情報による、ざっくりなシミレーションです。
年収1000万の人の手取りって、だいたい750万くらいと想定されます。
ボーナスが夏冬それぞれ1.5か月ずつとすると、1か月の手取りは750万÷15か月で50万くらい。
この「毎月の手取り50万」の使い道を、結婚相手との生活として考えてみましょう。
家賃20万円(都内中心地のの1LDK相場)
光熱費プラス2人の携帯で4万円
家庭内での食費5万円
保険やらその他最低限の雑費3万円
この時点ですでに32万かかっていますが、ここから貯金やら医療費などの緊急費用やらをひいたら、35~36万が月々の必要費用となるでしょう。
そうすると、残る金額は14万くらいなので、ひとりが自由に使える金額なんて7万くらいじゃないでしょうか。
ここに子供なんかがいた場合は、さらに家庭内経費は増えていきます。
年収1000万なんてこんなもんなんですよ。
今のあなたの年収から比べたら高く感じるし、確かに大変な高収入ではあるのですが、はっきりいって
都内のいい感じのところで生活なんかしちゃおうもんなら、交際費・趣味の費用・衣服代すべて含めたってあなたが自由に使えるお金って7万くらいのもん。
お父さんのおこずかいは3万円、なんて言っているのよりはもちろん裕福ではありますが、「1000万あったらスゴイ生活ができる」なーんてことはまったくないということなのです。
年収1000万なんて大したことないですよ
都内の1等地に住んで、
専業主婦やって、
ランチは白金で、
週に2回はディナーも外食で、
高級食材をバンバン買いながら、
飲み物はすべて産地指定、
将来の充分な貯えもしながら、
靴とかバッグはブランド物、
子供ができたら運動系と音楽系と英会話くらいの習い事はさせたいわねぇ~、
なぁんて思っているのなら、最低でも年収3000万以上の旦那様を見つけることが必要です。
何をお伝えしたのかっていうと、
1000万なんて、そんな贅沢な生活ができる年収じゃないですよ
比較をしたら600万より高いっていうだけで、贅沢ができるような額じゃないですからね
っていうこと。
婚活って、相手の条件をすべて事前に見ることができるので、「600万よりも1000万は高い」という比較が一目瞭然になり、ついつい魅力っぽく感じてしまいますが、それはあくまでも比較級の話であって、それ自体の価値は思っているほどのもんじゃないんです。
これはあくまでも傾向ですが、むしろ、500~600万頑張って稼いで堅実に生きている人よりも、1000万くらいで小金持ち気分の男性の方が、お金の使い方は雑で貯金が少ないことなんてザラですしね。
もちろん、年収1000万を稼げるような会社は、それなりに立派で福利厚生がしっかりしていたりとか、全体の6.6%という特殊な能力や実力を持っているということなど、1000万という金額だけでは計り得ない魅力もあるかもしれません。
けれど、
どうあれ1000万という年収には、あなたを夢の国に連れていけるような価値はないということです。
1000万くらいの年収では、それなりに節約や節制は必要になるわけですから、そんなに突き抜けた魅力になんかはならないということ。
1000万くらいで勘違いして派手にしちゃっている男性がいるのなら、それよりも、年齢相応の平均年収で地に足付けて堅実に生きている男性の方が、パートナーとしては信頼できるということなのです。
年収1000万という価値
1000万なんか意味がないとか、1000万なんて大したことないとか、そんなことを言っているのではありません。(あっ、上で言ってる笑)
1000万という年収の意味と重さ、そこでの生活体系というのをしっかり理解して、それでもそこに価値を感じるのかどうかを考えましょうということ。
今から20年後の日本は、働き方だって変わっています。
平均寿命は、ものすごく長くなっているでしょう。
今の会社にしがみついてかろうじて1000万もらっている男性と、自分で仕事を生み出して、たくさんの人から信頼という価値を積み上げている年収500万の男性。
どちらも38歳だとしたならば、おそらくですが65歳以降の生活レベルは後者の方が高いと思いますよ。
会社にポイされてオロオロしちゃうのではなく、自分で価値を創造し、たくさんの人から信頼を得ている男性の方が、優雅で安心な生活レベルを保てると思いますよ。
お金自体には価値はありません。
お金の生み出し方や、お金を稼ぐ過程で積みあげる信頼に価値があるんです。
なので、何が言いたいかというと
年収の比較級で男性の魅力なんか計ろうとすると、大きな機会損失になり、いい出会いを見逃すことになります。
それでもやっぱり年収が1000万ほしいなら、年収1000万稼いでいる男性を探すより、あなたが1000万稼ぐことを考えた方が絶対に確実で早いですから!
「婚活を少し休んで、みんなで楽しくご飯を食べましょう」8/19(土)はビアガーデンを新宿某所で開催します!!!
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