理想が高いといい出会いがないのか？
「誤解を恐れずに言えば」っていう人の、誤解の恐れっぷりたるやかなりのもので(笑)
昼下がりの新宿アイランドタワーより。
理想が高いのはダメなこと？
無料ご相談会にお越しいただいたお客様から、
「これだけ頑張っても出会いがないのって、私の理想が高すぎるからでしょうか？」
と聞かれました。
一般的には、理想が高すぎるのは良くないとか、身分相応なんてことが言われているようですし、結婚相談所でもそんなことを言う担当者もいるそうで。
身分相応って、士農工商じゃあるまいし、フランスの貴族じゃあるまいし、今の日本で何を差して「身分相応」なんて言葉を使うのでしょうか？？
僕は、理想が高いことを悪いとはぜーんぜん思いません。
むしろ、「身分相応」を考えて、自分の理想を下げて出会いを探すようなことはしない方がいいと思います。
理想じゃない相手と一緒になったって、そんな生活つまらないですし。
ここ最近お伝えし続けていますが、あなたにとって結婚は目的でもなんでもありません。
結婚して良い生活を送るのが目的なのですから、その生活を共にできるような理想は持っていないとね。
たぶん、「理想が高すぎ」なんていう結婚相談所さんは、あなたの幸せを考えているのではなく、結婚をさせることだけが目的なんだと思います。
理想はしっかり待ちましょう
理想は思いっきり持っていましょう。
こんな相手と、こんな生活を送りたいというイメージは明確にしていましょう。
ただですね、
ここで大事なのは、すべてにおいてあなたの理想通りにはならないということ。
すべてに100点を求めようとすれば、それはさすがに違うと思います。
たとえば、
「子供が大学まで行った時に、まだ安定した収入が欲しいので37歳までの男性がいい」
なんていう理想があった時。
あなたの年齢が30歳だろうが、35歳だろうが、40歳だろうが、ここを大事な理想として掲げるのはいいと思います。
結婚したらできれば子供を作って、学校くらいはしっかり行かせてあげたいという未来図を持つことはいいと思います。
と、した時に
「お見合いの席で、話し声が大きすぎて恥ずかしかった」って、それってそんなに大事なことですか？
それは、その場でもいいし、その場では言いづらかったら後でもいいし、「声デカいねん」って注意すればいいだけのことですよね。
それを聞き入れないような男性なら、そん時はそん時で考えればいいことであって、「お見合いの席で声がデカすぎる」というだけの理由で、その方との関係を閉ざしてしまうのって、どうなのでしょうか？
すごく一生懸命志もって働いているんですよ。
今の時点で平均よりも多くの所得もあるんですよ。
お子さんを作ることだってとても希望しているんですよ。
ちゃんとあなたの未来図に合っている相手なのに、「声がデカい」っていう理由でその相手との関係を断ってしまうのって、それってどうなのでしょうか？？
頑張っても出会いがない理由
これだけたくさんの出会いがありながら、あなたになかなかいい出会いがないのは、あなたの理想が高いからではありません。
これだけたくさんの出会いがありながら、あなたになかなかいい出会いがないのは、あなたの許容量が足りないからです。
相手に期待することが多すぎて、それにちょっとでも合わないところを見ると、相手を受け入れることができなくなってしまう、そんなあなたの許容量に問題があるんです。
すべて、あなたの思い通りに動く相手なんて、この世にはひとりもいないですから。
結婚相手に高い理想を持つのはいいことです。
どんな結婚生活を送りたいのかをイメージして、それに合った相手を求めるのはいいことです。
ただ、
理想とする結婚生活とは関係の無いところで、相手の気に入らない部分や、あなたの考えと異なる部分が見つかったとしても、そこを元に相手に悪い印象をもつのはやめましょうよ。
理想とする部分をしっかりと持っていてくれるなら、それ以外のところはあなたの力で許容しましょう。
お客様にお伝えしていること
僕は、はじめていらしたお客様に、いつもこんな話をしています。
「結婚相手に絶対必要な条件はいくつか持っていましょう。
逆に、絶対無理な条件もいくつか持っていましょう。
必要な条件は持っていて、無理な条件は持っていない相手がいたなら、その相手とは大切に向き合いましょう。
一緒の時間を過ごせば、いろいろ気にいらないことはあるかと思いますが、そこはいちいち気にせず『まぁしゃあないわな』ということで、あなたの力で許容しましょう。
結婚前に100点だと思っていた相手でも、結婚したらはじめの1年間で100個以上気にいらないことは見つかります。
洗濯ものの干し方から、なんでそんなとこにコップを置きっぱなしにするのかなどなど(笑)
すべてを自分の思い通りにしようとはせず、あなたの理想の結婚生活をおくるうえで大事な条件をしっかり持ち、それ以外は許容しましょう。」
おおむね、こんなお話をしています。
僕にもあります。
ここで書くのは恥ずかしいから書かないけど（知りたい方は、直接聞きに来てください(^_^)）、妻に対して
「絶対に必要な条件と、絶対に無理な条件」があります。
妻は、僕が絶対に必要な条件は守ってくれますし、絶対に無理な条件はしないように心がけてくれているのがわかります。
だから、
朝寝坊して、子供を幼稚園に送るのにバタバタしていても、そこは助け合いますし、
料理をするのが得意じゃなくても、そんなのぜーんぜん気にならないし（晩ごはんが焼きそばじゃなければ）。
こうなったらいいなとか、こうしてほしいなとか、ふつうはこうだろうとか、いろいろ相手に求めてしまうことはありますが、自分と違う文化に育ってきた相手に、自分と同じ考えや行動を求めるのなんて、そんなのまるっきしナンセンスなのです。
結婚相手に理想をしっかり持っていて良いのですが、理想じゃない部分については、すべて自分の思い通りにしようとせず、相手の思考や言動は許容しましょう。
そしたら、もう少し楽チンに良い関係が築けるのではないでしようか。
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