コロナ離婚をしてしまう理由
チマタは、「コロナ離婚」なんつう言葉もあるようで。
家に旦那がずっといて、ケンカが増えたりなんだりって。
さらに、コロナウィルスにどう向き合うかの価値観がまったく異なり、そこでのイライラや不安なんかも重なって、関係がどんどん悪化してくという・・・。
昨日もちょっとお話をしたのですが、コロナなんぞに仲を引き裂かれるのなんて冗談じゃない。
これは、夫婦に限らず、交際中のカップルや、まだ交際はしていないけれど婚活でマッチングした相手とも、どんな関係性でも一緒。
コロナウィルスに人間関係を壊されないための考え方をお伝えします。
リモートワークで旦那が家にいて、いつものペースで動けずにイライラしてケンカが増える。
まぁこれは、急に距離感が変わってしまうことで、感情にブレが出てしまうのは仕方ないですよね。
ただ、
コロナウィルスによる人間関係の悪化は、ここがメインではありません。
関係性に悪化が生じるおもな原因は、コロナウィルスへの向き合い方によるものがほとんどです。
ものすごく神経質に考えている人と、あんまりナーバスにならずにいる人。
細かいケアに注意を払う人と、最低限のケアしかしない人。
必要以上に不安を感じる人と、あっけらかんとしていて不安にならない人。
今回のコロナウィルスで、人間関係が悪化しているパターンは、
コロナウィルスについての不安の度合いの違い
がほとんどなのです。
これは、夫婦に限らず、交際中のカップルも、婚活でマッチングしてまだ関係の浅い相手とも、異性だけではなく、通常の交友関係も、職場での繋がりなども、すべての人間関係のなかで言えること。
コロナウィルスは、誰もが人生ではじめて向き合う恐怖と不安です。
過去には、大きな震災や台風による被害などもありましたが、日本のみならずここまで全世界的に同じ恐怖と向き合うことは、今まで生きてきた中で経験をしたことがありません。
なので、身近にいる相手がその状況にどう向き合うのかという事例もなく、はじめてみる相手の姿に、また別の不安や不信を感じてしまうことがあるんです。
コロナウィルスを理由に人間関係の不安や悪化を感じた時、
その時に気を付けてもらいたいことはただひとつ。
そもそも価値観って人それぞれ違うんだ
っていうこと。
自分の「普通」や「あたりまえ」っていうのは、人のそれとはまったく違うんだということ。
そんなこと誰もが分かっているのですが、そのことを今一度思い出さないと、コロナウィルスを理由に人間関係が悪化していくのを避けることはできません。
価値観を否定しないこと
「外出自粛はあるけど、ちょびっとくらいご飯行かない？」という提案に対し、「そんなモラルのな人信じられない」ってすぐに反論をしない。
相手には相手の思いや価値観があるので、それを頭ごなしに否定しない。
価値観を押し付けないこと
「こんな時期に会おうとか言う人は、考え方がおかしい」って、さもそれが絶対のルールかのように相手に言い放たない。
あなたのルールや決まりごとを、「普通」という感覚に勝手に変換して、相手に求めることをしない。
価値観の共有を強制しないこと
「マスク2枚支給とかって、バカすぎておかしいよね？」とあなたが感じるのは自由だし、それを発言するのも良いのですが、「あなたもそう思うでしょ」って相手に求めない。
そんなことどうでもいいとか、そうは思わないという、いろいろな価値観があることを想定することは大事。
価値観を勝手に予想して答えを作らないこと
「今週会いたいって言ったら、なんて思われるか分からないので言えない」って、相手の価値観が見えていないのに、勝手に答えを作らない。
相手の考えは聞いてみないと分からないし、考えなんて日ごとに変わる可能性もあります。
つまるところ、
あなたの価値観と相手の価値観は違う、ということを理解すること
あなたの価値観を伝えるならば、相手の価値観も聞き入れること
「普通」とか「あたりまえ」という、あなたの決めつけを相手に求めないこと
相手の考えを勝手に決めつけて、起きていない問題を起こさないこと
コロナウィルスという問題を前に、身近にいる相手との関係性を悪化させないために大事なことはそんなこと。
ただ、
こうまとめるとお分かりだと思いますが、これって別にコロナウィルスとの向き合い方に限ったことではありません。
人との付き合い方のなかで大切にしないといけないことを、そっくりそのままお伝えしているだけのことなんです。
なので、
言ってしまえばちょっとトゲはありますが、コロナウィルスについての価値観の違いでトラブっている人間関係って、たまたま今回コロナウィルスで浮き彫りになっただけのことであって、遅かれ早かれその関係性は悪化すると思います。
こういう、基本的な人間関係のマナーができない人は、コロナウィルスとは関係なくいつかはダメになるということです。
それだけのことなんです。
コロナ離婚とか、コロナウイルスでの別れとか、コロナウィルスがあるから出会った相手と関係が築けないとか、そんなのぜーんぶウソよ。
コロナを理由にしているだけであって、たまたまコロナがトリガーになっているだけであって、その関係性やあなたの人間性はどこかで浮き彫りになることなんです。
こういう価値観の違いに向き合った時に、
それを理由にしてダメになる関係性と、それを理由にお互いが理解をし合い深まる関係性があります。
僕は、いつもこのブログでお伝えをしておりますが、人との関係性って価値観の合う部分ではかるのではなく、価値観の合わない部分ではかった方がいいと思います。
価値観の合うところなんて、放っておいてもいい関係が築けます。
そうじゃなくて、価値観の合わないところに、うまく折り合いを付けることができた時に、そこに信頼がうまれ、信用がうまれ、いい関係性が築けるようになります。
今まで、誰も経験をしたことがない、コロナウィルスという恐怖と不安。
まずは、相手がそれに対して、どんな思いを持っているのか、しっかり聞き入れにいきましょう。
そして、あなたがそれに対し、どう思っているのかも、冷静に分かりやすく伝えていきましょう。
そこで、あなたと相手の価値観に相違があるならば、お互いを否定し合うのではなく、どう折り合いをつけて行くのか相談をしましょう。
そのうえで、これからふたりで何を対策し、何を行動していくのかしっかり意思の疎通をはかりましょう。
それがしっかりできれば、コロナウィルスなんかで人間関係が悪くなったりすることはありません。
かく言ううちの夫婦も、
「超心配性で不安がいっぱい」の妻と、「まぁまぁしょうがないんじゃない」という僕とで、正反対過ぎるくらいコロナウィルスとの向き合い方は違いました。
電車や人ごみには絶対に避けたい妻と、普通に毎日電車で新宿に行こうとする僕。
報道されている懸念事項を受け止めてしまう妻と、いつまでもジムに通おうとしている僕。
はじめは、折り合わない部分にイライラもケンカもあったのですが、理解するべきところは理解し、譲れる部分は譲り、お互いの主張を出し合いなんとか折り合いのつくところを作っています。
でもそうやって、お互いの価値観を許容し始めると、実ははじめに自分の持っていた価値観が誤っていたことに気付いたり、そこで相手に信頼や尊敬が生まれたりもしています。
先日お伝えの通り、「僕んち」については無期限の休止を決定しました。
会員様からも正直賛否ありますが、それでも僕の一存で休止を決めました。
たぶん、僕が僕の価値観だけで進めていたら、利益ばかりを考えて怒られないのをいいことにのうのうと開催している巷にあるアホな婚活パーティー会社のように今でも開催をしていたと思います。（アッ！他社の価値観を否定しちゃった！てへっ）
ただ、僕のように無鉄砲で身勝手な考えではなく、人に愛情を持って、人を大切に考えることのできる妻の意見を受け入れた時に、僕は「僕んち」をコソコソと開催することは違うと判断をし、諸々苦渋の決断ではありましたが、休止を決定しました。
正直、かなり厳しい局面には立たされておりますが、会員様の安心と安全を最優先にしたジャッジには後悔はしておりませんし、いつぞやまた力を蓄えて復活ししようとも目論んでおります。
待ってろよ～、コロナウィルスごときに、僕の思いと会員様の期待を踏みにじられてたまるかってんだい、べらぼうめ～。
いまだかつてない不安と恐怖をもたらしてくるコロナウィルス。
まだまだこの先終息の気配も見えては来ません。
でも、そんな不安や恐怖から気づくこともあります。
それは、
あなたの価値観だけでは人と繋がることはできないということ、
そして、
人との繋がりがなくひとりぼっちで生きていくのは不安であるということ。
身近にいる相手と協力をしましょう。
みんなで力を合わせましょう。
あなたに力を貸してくれる人を見つけましょう。
そうやって、このコロナウィルスを乗り越えることができた時には、きっと今までにはなかった新しい価値観や幸せを感じることができますので。
誰かが言っていました。
不安を抱えすぎず、ただ楽観もし過ぎず、「正しく不安を感じて」頑張って行きましょうね！
週末も、僕は時間が取りやすいので、ご相談などございましたらお気軽にご連絡くださいませ！！
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