出会いの場が苦手だと感じるあなたにお伝えします
はじめてのカラオケ
僕が高校2年生の時、はじめてカラオケに行きました。
当時はまだ、カラオケボックスなんていう専用のスペースはほとんど無く、ボウリング場の中にあるコンテナみたいな箱がカラオケルームでした。
高校の仲間とその箱に入り、さぁ何を歌うみたいな感じになった時の僕の緊張たるや否や。
当時のヒットソングは何となく知っていましたが、人前でひとりで歌った経験なんて無いですから、どうしたら良いのか分からずオロオロと。
そんな僕を見かねた女友達が、「村木くんこれ歌おうよ」と言ってきたのがロンリーチャップリンでした。
どこかで聞いたことがあるし、ひとりじゃないので心強いし、まぁまぁいけるだろうと。
カラオケがヤバい僕
トランペットの前奏が流れ、歌い出しは男性からです。
急に緊張感がこみあげては来たものの、カッコつけ盛りの高校生男子は、そんな動揺を見せることはできませんから、精一杯いきがってマイクを持ち上げました。
そして
「とぉ~おぉ~くぅう~をぉ~みぃーるめぇえに~」
あれ?
あれ?
これ誰の声?
っていうか7つの音のうち6つは外れているのが、自分にも思いっきり分かる・・・。
自分で歌っていながら、まったくその実感が無く、自分をどう調整すれば良いのか分からず、めっちゃくちゃ音が外れたままどんどん曲はすすんでいきました。
そして、女性のパートになってちょっと休んだ時には、僕の頭は真っ白。
違う違うそうじゃそうじゃない(当時はこの歌はありません)
これじゃダメだ村木。
いつもは元気で人気者の村木くんが、こんなところで醜態をさらすわけにはいきません。
みんなの顔を見なくても、肌で感じるくらいカラオケルームの空気も微妙になっているし。
今ならこんな空気を笑いに変えることができますが、当時17歳の村木少年にはそんな余裕はまったくなく。
そして、サビの部分でまた僕の出番です。
今度は女性と一緒なのでバッチリ決めないといけません。
けれど、テンパり放題の僕に音の修正をする能力など残っておらず、勢いだけで放った
「ろんりぃちゃぁあっぷりぃーいぃ~ん」
・・・チーン。
そこからのことは記憶になく、気付いたら自宅の布団で泣きながら寝ていました。
それ以降僕は、「カラオケ」という名を聞くだけで髪の毛が少しずつ抜け、
カラオケボックスの前を通るだけで便意を催すほど、あからさまな体調不良に陥りました。
カラオケとの再会
それからしばらくのこと。
高校を卒業し、サラッと大学に入学をしたものの、僕はそこにいる意味を見出せず早々に退学してしまいました。
何の援助もないまま親元も離れ、ボロアパートを借り、明日の生活費もままなら無いような極貧状態で過ごしていた20歳の頃(こんな生活もしていました「日本シリーズに潜む魔物」)。
なんとか安定した生活を手に入れようと四苦八苦していた時、ある求人広告を見ました。
カラオケルーム新規オープンスタッフ募集!!その名も「カラオケルームちび太郎」(もうこの時は名前なんてどうでも良かった笑)
当時住んでいた西武新宿線武蔵関駅のスグ近くに、カラオケルームがオープンすると。
しかも、深夜スタッフは時給もジャンプアップとか。
これならやっと安定収入も得られるかもしれないと思いました。
家も近いですし、当時はまだそういった呼び名はありませんでしたが、今でいうところのフリーター。
そんな僕なら、長時間労働はお手の物だったのです。
けれど、何よりも引っかかるのがそう、カラオケルームの仕事ということ。
こういうところで働けば、仕事が終わったスタッフと「歌いましょうよ」みたいな空気になったりするに違いない。
それは無理
それはイヤ
それだけは勘弁
だって、僕、歌下手なんだもーん。
みたいな感じで、しばらくウダウダと悩んでいました。
しかし、こんな好条件で長い時間働ける環境が、自分の家からすぐそばにできたならば、これはチャレンジするしかない。
そう思った僕は、履歴書を握りしめ面接に向かい、パンチパーマの社長に(もうこの時はパンチだろうが二グロだろうがどうでも良かった笑)面接をしてもらい、
「おうっ大介よろしくな」
って、その場で採用が決まりました。
初対面の相手を下の名前で呼び捨てにする人なんて、なるほどザワールドの愛川欽也以外ではじめてだったのでちょっとびっくりしましたが、そんなことも気にせず、20時間はオープンしているカラオケルームでバンバン働けるという安定生活を手に入れました。
それからというもの、やはりスタッフとの飲み会などで、カラオケを強要されそうになる場面もありましたが、長時間労働者というだけの理由で店舗責任者を任されていた僕は、ちょっとみんなより偉かったので
「声が出ない」
「のどがイタイ」
といろいろ言い訳をしては、すんなりその場を回避することができました。
苦手克服の予感
そんなある日。
深夜のバイトが病欠で、僕がひとりで勤務(今でいうワンオペというやつです)をし朝方5:00に店を閉めた時のこと、僕にある思いが浮かびました。
「店のカギを閉めれば、今ならだれも見ていないから、カラオケにチャレンジできる」
って。
誰も見ていないことが確定なら思いっきり歌えるし、あの日の僕の実力が本当だったのか、もう一度向き合うこともできる。
そうと決まれば話は早く、速攻で店を片付けてカギを完全にロックした僕は、一番大きなパーティールームにひとりで陣取り曲を選びました。
とうぜん曲は「ロンリーチャップリン」・・・は、さすがに怖かったので、当時流行っていてとても歌いやすそうな(と勝手に思っていた)「愛は勝つ」
チャーンチャラチャーンチャーンチャーチャチャーン♪とピアノの前奏が流れ、
今日は誰も見ていないから、緊張もしないし恥ずかしくもないし、とりあえずでっかい声で思いっきり歌ってみようと思いながらスタート
「しーんぱーいないからねぇ~」
お?お?
これ歌えてない?
音もそんなに外れて無くない?
「きーみーのおぉもぉいぃが~」
やっぱりあってる
なんかいけてる
「だーれーかーにとーどーく~あぁしーたーがーきっとある」
うんうんあるある
僕、全然イケてます!
っていうかカラオケ楽しっス!!
徹夜明けの朝の5:00なのに思いっきり声は出ていて、思い通りの音も出ていることに気づき、僕のテンションはあがる一方。
「Oh・・・Oh・・・・遠ければ遠いほど、勝ち取るよろこびは、きっと大きいだろう」
うんうんそうだそうだ。
勝手にトラウマを感じ、カラオケから逃げ回っていた僕が、3年の月日を経て、今こうして思いっきりカラオケを楽しんでいる。
歌うことの楽しさを感じ、喜びを噛みしめ、大きな声で歌っている。
「かーなーらーず~さいごにあいはかつぅ~~」
熱唱でした。
涙が出ていました(僕的に)。
今まで抱えていた大きな荷物をおろし、新しい大きなチャンスをつかんだような、清々しさでいっぱいでした。
それから早番の人が来る11:00まで、僕は歌い続けました。
苦手克服
その次の日も、次の日も、
「あと俺が締めとくからあがっていいよ」
「今日はヒマだから俺ひとりで大丈夫だから」
と、面倒見の良い親分肌のような対応で、深夜のバイト仲間を帰らせてはひとりカラオケに没頭しておりました。
ある日は店のビールを飲みながら、
ある日はなぜか全裸で、
そしてまたある日は踊りながら、
仕事終わりのカラオケタイムを僕は楽しんでいました。
もし、そのビデオを撮られていたなら、買い取るのに2000万は払います。
それくらい、人には見せられない僕だけの楽しみでした。
それだけ毎日歌っていれば、なんとなく歌もうまくなってくるし、人前でも緊張しないし、純粋にカラオケが楽しくなっていました。
ちょうどその頃、巷はカラオケブームで、合コンしちゃカラオケ、忘年会もカラオケ、みんなが集まればカラオケカラオケって、歌う機会がごまんとあり、カラオケの苦手意識を捨て去った僕は、その場を盛り上げ楽しむことができました。
僕は今でも思うんです。
もし、カラオケコンプレックスのまま成長していたら、僕の人生はどうなっていたんだろうって。
空前のカラオケブームで、いたるところで歌う機会があるのに、絶対で人前では歌うことができなかったら、僕はどうなっていたんだろうって。
おそらく、今みたいに思っていることを人前で話したり、みんなの前でバカやって騒いだり、そんなことはできない「引っ込みハゲ」になっていたんじゃないかって。
あの日、僕を採用してくれたパンチパーマの社長にも感謝しますし、
あの日、体調を壊して僕にワンオペをさせたバイト仲間にも感謝します。
出会いの場が苦手
今こうして思うのは、
苦手意識って、自分の実体験か、もしくは実体験の無さからくるものなのでしょうが、いずれにせよ自分が創り出した架空の物語なんです。
苦手なことから逃げていたら、いつまでたっても苦手でしかなく、だんだんそれが確定事項のようになっていきます。
全員ではなくても、多くの人ができることならば、あなたにだってきっとできるんです。
「苦手だ」って言って逃げ回っていたら一生できないけど、チャレンジできそうな環境だけ考えて、思いきってチャレンジしてみれば、あなたにだって必ずできるんです。
出会いの場が苦手だという方がいます。
きっと苦手だと思う何かきっかけがあったのでしょう。
それは最近のことか、学生時代からずっとのことか分かりません。
けれど、それってホントに苦手ですか?
あなたが「苦手だ」って蓋をしているだけで、ホントは全然苦手なんかじゃないかもしれませんよ。
だって、世の中これだけの人が出会いの場に出ているんですから、あなたにだけできないハズがないし。
弊社の会員様でも、今まで一度も交際歴が無く、出会いはおろか、異性と話すことさえ苦手としていた男性がいます。
今年の春先に、僕の知り合いが婚活パーティーを開催したのでそこに招待したところ、思い切って参加されました。
けれど、控室からなかなか会場に出ようとせず、会場に入ってからも隅っこにジッとしていたので、僕が真ん中までお連れしました。
それでも、下を向いてジッとしていたのですが、後半やっと話すようになり、最後は楽しそうに女性と話していました。
それ以来、その会員様はご自身でいろいろな婚活パーティーにも行き、弊社のお見合いもそつなくこなし、今は交際中のお相手もいます。
その男性は、苦手なんかじゃなかったんです。
「苦手だ」って自分で決め込んで、チャレンジしようとしなかっただけなんです。
たまたま僕と知り合い、たまたま機会を得て、ちょっとした環境があったことで、今ではどんどん活動をなさっています。
苦手なんて言ってないで
苦手って、それホントですか?
苦手って言って、自分の中でチャレンジしない理由にしていますが、ホントはチャレンジしたいんじゃないですか?
苦手なことに焦りも感じるし、このまま苦手でいることに不安を感じているのに、苦手って言ってチャレンジしない理由にしているだけじゃないですか?
苦手を背負い続けながら生きるのって、結構大変ですよ。
コソコソしちゃったり、言い訳がましくなったり。
苦手を克服するのも大変に感じるかもしれませんが、苦手を背負い続けるのはもっと大変なことです。
苦手を背負っていると、大事な何かを失うことになるかもしれません。
苦手なんて言ってないでチャンレジしましょう。
どんなチャレンジの仕方が良いのかは、その道のプロに聞くと良いでしょう。
ひとりに聞いてもピンとこないなら、ふたりめに聞いてみましょう。
どんな出会いが良いのか分からないなら、僕に相談してください。
相談するのなんて面倒でしたら、早速チャレンジしてみてください。
弊社が加盟するIBJのパーティーなんかは、僕も見学に行きましたが、オペレーションもしっかりしていて、人もホントにたくさんいて、チャレンジしやすいですよ。
カップリング率43%以上!その訳は!?
苦手があるなら、早いうちにチャレンジしましょう。
ちょっとしたきっかけで、苦手は吹っ飛ぶこともありますから。
そのまま置いておいたらどんどん重くなるだけですから。
苦手があるなら、早いうちにチャレンジしましょう。
その先にはきっと明るい未来があり、後で振り返ったとき
「あぁ~あの時チャレンジしてよかったな」
って思う時が、必ずやってきますから。
みなさんのチャレンジを心から応援します。
みなさんの苦手が吹っ飛ぶよう一生懸命サポートします。
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