水虫の人と結婚することができますか？
ものすごく突然に、
ものすごく極論を言います。
あなたは水虫の人と結婚することができますか？
あなたは水虫の人と結婚することができますか？
これを問われたら、多くの人はNOだと思います。
ただ、ちょっと質問の仕方を変えて、
結婚をした人が水虫だったらどうしますか？
という「過去形」にしてみるとどうでしょう。
そうなってくると、治すなり、ディフェンスするなり、いろいろな回答が加わり、すぐに離婚するなんていう回答の方が少数派になると思います。
これ、なにをお伝えしたいのかというと、
婚活って、どんなに相手を吟味したって、その相手でいいのか悩んだって、分からないことの方が多いんじゃない？
ということ。
あれこれ考えたって解決できることばかりじゃないし、すべて解決をして納得して結婚しても、あとで思いもよらない問題が出てきたりなんてこともいっぱいで。
たとえば、実はかなり重度の水虫であったみたいに。
まったく見ず知らずの相手と出会い、そこから結婚までの道のりを歩むのが婚活。
目に見える小さな不安や、肌で感じる微妙な不信を、相手に感じることはあるでしょう。
だって、
今までまったく違う環境で歩んできた相手だし、あなたとは文化も習慣もまったく異なる相手なのだから、そんな相手がパーフェクトにあなたの思い通りや理想通りだったりするわけがありません。
そんな不安や不信を感じた時に、そこで立ち止まってしまう人が多いんです。
気持ちは分かります。
まったく知らない相手だからこそ、不安や不信を感じた時に、そこに引っかかりを感じてしまう気持ちは分かります。
でもですね、
それがクリアーになったところで、また別の不安なんていくらでも出てくるんですって。
不安や不信を感じた時は、それがあなたにとって致命的なことではないなら、それは一緒に解決をするしかないんですって。
問題なんていくらでも出るし、出た問題は解決をするし、その心構えがないと結婚なんてできないし、仮に結婚できても結婚生活を送ることはできなんですって。
ものすごく高年収で爽やかなイケメンでも、最上級の水虫を持っているかもしれません。
穏やかで一緒にいると癒される美人さんが、超ド級のゴミ屋敷住人なのかもしれません。
婚活での出会いって、どんなに吟味をしても、どんなに安全をはかろうと思っても、一緒になってみないとわかんないことの方が多いんですよ。
「好きになれば許せることもある」
なんてことをおっしゃる方もいるでしょう。
それも言っていることは分かります。
ただ、
残念ながら「好き」という気持ちは、同じテンションで同じベクトルで保たれるものではありません。
一緒に長く結婚生活を送っていれば、最初の好きの気持ちとは違ってくることもあります。
そこで何か不安を感じたり、不信を感じたりしても、その時はまたそれを解決していかなくてはいけないんです。
時にはあなたひとりで、時には相手と一緒に。
「どうしても無理」
みたいなことを、すべて受け止める必要はないと思います。
ただ、
そこまで大きな引っかかりじゃないけど、どうもなんか気になる。
好きな人がしていたら許せるけど、今の相手には引っかかる。
そのくらいの不安や不信ならば、それは許容をしていかないと、婚活で結婚なんてできないですよ。
仮に結婚ができたとしても、そんなで引っかかっていたら、結婚生活を送ることはできないですよ。
不安や不信を一切感じない相手と出会っても、一緒に生活をしていたら引っかかりは出てきますよ。
だから誰でもいいとか、なんでもいいとか、そんなことを言っているのではありません。
そうではなくて、
いちいち相手の細かいバツに反応をして、いちいち相手のことを嫌になっているので、なかなか結婚ができないでいるあなたにお伝えしたいのです。
それをすべてクリアーできる相手はいないです。
今クリアーしている相手がいても後でバツは出ます。
どうあれ、クリアーできない問題は出てくるので、それをどうにか解決をしていく気持ちを持っていないと、結婚はできないし結婚生活を送ることもできません。
あなたが探している相手は、水虫ですよ。
あなたの理想を叶える相手は、股をボリボリ掻いてそのニオイを嗅ぐクセがありますよ。
あなたに優しく接してくれる相手の兄妹は、元暴走族で今でも武勇伝を語ってきますよ。
あなたがピンときたその相手は、小学校の時から洗っていないクッサイぬいぐるみを抱いてないと眠れない人ですよ。
どんなにパーフェクトだと思う相手が見つかったと思っても、その相手と解決をしないといけない問題は今後いっぱいでてきますからね。
それでも一緒になる、それが結婚をするということであり、結婚生活を送るということなんです。
今、相手に感じるその不安や不信。
それって、そんなに大きなことなのでしょうか？
それって、クリアーをすることができない問題なのでしょうか？
それって、相手と一緒に解決をしていくという方法は取れないのでしょうか？
解決をできることは、あなたのなかで解決しましょう。
問題があるなら、一緒に向き合って取り組みましょう。
結婚をするってそういうことで、結婚生活を送るってそういうことですから。
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